ゴーティエ・カピュソン

バイオグラフィー

フランスのチェリスト、ゴーティエ・カピュソンは若くしてクラシック界の一流アーティストの仲間入りを果たし、その後、無伴奏曲、室内楽曲、協奏曲など、クラシックのレパートリーはもとより、シャンソン、タンゴ、ラグタイム、映画音楽など、幅広いレパートリーを奏で、大きな人気を獲得している。当代きってのピアニストの一人であるマルタ・アルゲリッチや名ヴァイオリニストのヴィクトリア・ムローヴァとツアーを行い、ムローヴァとカティア・ラベックとトリオも組むなど、共演者も超一流だ。また著名なヴァイオリニストである兄のルノー・カピュソンとも、ライブやレコーディングをしている。 ゴーティエは、1981年にフランス南東部、オーヴェルニュ゠ローヌ゠アルプ地域圏のシャンベリーで生まれた。チェロを始めたのは4歳の時。最も影響を受けた2人の教師、Philippe Mullerとハインリッヒ・シフは、いずれも20世紀フランスを代表するチェリストの一人、André Navarraの弟子だった。カピュソンは特に協奏曲の演奏において発揮される成熟度と集中力で、批評家たちを驚かせてきた。ワレリー・ゲルギエフが指揮するマリインスキー劇場管弦楽団との共演による2015年のアルバム『Shostakovich: Cello Concertos Nos. 1 & 2』でのエモーショナルな演奏も然りだ。パーヴォ・ヤルヴィとの共演でレコーディングしたドヴォルザークの『Cello Concerto』とヴィクター・ハーバートの『Cello Concerto No. 2』も説得力あふれる演奏となっている。また、新作も積極的に取り上げるカピュソンは、クシシュトフ・ペンデレツキ、ヴォルフガング・リーム、アンリ・デュティユーなど、現代の偉大な作曲家たちとのコラボレーションも行っている。愛器は、マッテオ・ゴフリラーが1701年に製作したもので、彼は10代の頃からこのチェロを弾き続けている。

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