常に凛としていながらも、さまざまな色彩をイメージさせる豊かな音色。止めどなく湧きあふれるような詩情。繊細な弱音と激しく力強い音の息をのむようなコントラスト。そしてそれらを裏打ちする高度なテクニック。1971年生まれのフランスのピアニストPascal Amoyelのピアニズムは、“リストの再来”とうたわれたハンガリー出身のジョルジ・シフラとロシア出身のラザール・ベルマンという2人の偉大な師匠から受け継いだものだ。このプレイリストでは、その華麗な技巧と情感あふれる表現が随所に発揮されたリストやショパンのソロピアノのための作品をたっぷり楽しむことができる。またEmmanuelle Bertrandとの共演によるサン゠サーンスとショスタコーヴィチのチェロソナタのめくるめくようなパフォーマンスも聴き逃せない。