「私はとてもロマンチストで、夢想家でもあります。そして、今回私が選んだ曲も極めてロマンチックなものばかりです」。チェリストであり2CellosのメンバーだったHAUSERは、このプレイリストについてApple Musicに語る。「ここには今まで作られた曲の中で最も美しくてロマンチックなもののいくつかが含まれています。恋に落ちた時や、あるいは失恋した時に、いつもこれらの曲を聴いてきたので、そのたびに強いインパクトを受けてきました」。その中には、イタリアの名テノール歌手アンドレア・ボチェッリのアルバム『Passione』の 収録曲「Anema e core」も含まれている。「ボチェッリの声は信じられないほど美しく、フレージングも魅力的です」とHAUSERは説明する。「曲全体を通じてロマンチシズムが感じられます。そして、ここで聴くことができるボチェッリの優しくてソフトな歌声は並外れたものです」 深い情感は、HAUSERがチョイスしたチャイコフスキー、ラフマニノフ、ショパンの楽曲からもあふれ出している。そして、モーツァルトの『Symphony No. 40』もしかりだ。「細部に至るまで、信じられないほどのニュアンスと色彩が描き出されています。これ以上完璧なものはありません」。しかし、幸せになることが許されない女性の悲劇を描いたヴェルディのオペラ『La Traviata(椿姫)』はそれに匹敵するかもしれない。「『La Traviata』の音楽は息をのむほど美しいものです」とHAUSERは言う。「ゆっくりと感情を高めていきながら、ジェットコースターのような落差で聴く者を魅了するこの音楽は、まさに傑作です」